体調が悪いときや病気にかかったときなどに、直すために起こす行動として、真っ先に思いつくのは「くすり」ではないでしょうか?
さてさて、一般的には知られていないことなのですが、くすりの主な原料って、なんだかご存知ですか?
かつては、植物や動物、鉱物などの天然素材が中心に作られていたのですが、現在、化学が発達してからというもの、じつは化学合成で作られるくすりが主流となっています。
この化学合成には、天然素材からの有効成分を科学的に加工する場合と、有効成分の化学構造を割り出し、他の原料から同じ構造成分を科学的合成して作る場合があります。
そして、後者の「他の成分」というのが、なにを隠そう「石油」なのです。
「えっ、石油飲んでるのと一緒なの???」
なんて思われた方も多いのではないかと思いますが、実はコレ、石油が原料なだけで、実際には合成過程において化学構造が変わるので、石油を飲んでいるわけではないのです。
というのも、有効成分となるものは、人間の体の成分に似たものでなければならず、その似たものを探すと一番いいのが石油ということになるのです。
人の体というのは、大部分が水となっていて、およそ60%ほどだと言われています。
その他が、おおよそ酸素が25%、炭素が10%、窒素が2%となっています。
なかなか生きている中で、このようなことには無関心であったりしますが、「くすり」を常用する以上、最低限の基礎だけは知っておきたいものですね。