オンラインで医薬品サービスを提供する米新興企業、ヒムズ&ハーズ・ヘルスが、最もホットな医療分野である減量薬に参入しています。

ヒムズ

同社は、バイアグラなど人気薬品のジェネリック医薬品を買いやすい形で消費者に提供することで成功し、売上高はわずか数年で10億ドル(約1560億円)近くに達していて、ヒムズの売りはこれまでの戦略通り、その安さで、ノボ・ノルディスクの「ウゴービ」は保険適用なしで月間およそ1350ドルかかり、イーライリリーの「ゼップバウンド」もほぼ同額となるのですが、ヒムズはこれらの薬品と同じ有効成分の薬を月額199ドルで提供しており、なんと大手より最大85%安い価格設定になっています。

減量につながるホルモンと似た働きをすることで、現在のブームを起こしているGLP-1受容体作動薬という有効成分は、2032年まで特許で保護されており、ジェネリックの販売はまだ認められていないのですが、ヒムズなどオンラインヘルス企業はその迂回策を見つけており、米食品医薬品局(FDA)は深刻な供給不足を理由に、薬剤師に調剤技術を用いてそうした医薬品を製造することを認めています。

リリーやノボが需要に追いついていけないため、こうした薬局製剤による減量薬は爆発的に増えているようですが、どの程度普及しているか、公的な情報はなく、ヒムズ以外にも数十社ものオンライン医薬品サービス企業が、減量薬への参入を試みているようです。

2024/06/17(月) 12:52 成分 記事URL COM(0)