座薬というと、多くの人は抵抗があるようですが、なぜ座薬が存在するのか知っていますか?
そもそも座薬というのは、肛門や膣から挿入する薬なのですが、これにはきちんとした意味があって、くすりを素早く、かつ無駄なく効かせることができるのです。
というのも、内服薬は主に腸から吸収され、血液へと流れていくのですが、座薬の場合は、直腸から吸収されて血液中へと送り込まれるため、肝臓を通ることなく、くすりの効果がすぐに現れるのです。
また、座薬の形は、錠剤のような形ではなく円錐形のように先の尖った形になっていますよね。
これは、挿入しやすいように作られているからで、さらに体温ですぐ溶けるように薬の成分にヤシやカカオ由来の脂肪が混ぜられています。
ですので、座薬の保管は、温度管理のことも含め、冷蔵庫で管理することが基本となっています。
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